top of page

上手い人と下手な人の根本的な違い

 当初はレベルが70になり、これからエキスパートルーレットや極蛮神等に挑戦していこうという方に向けた、竜騎士のヒントを載せていこうと思っていました。

 とはいうものの、実際の所、この『カンストしてからの方』に向けたヒントというのは考えれば考えるほどこれといったものを見出すことが出来ませんでした。

 なぜそこまでの理由がないのしょうか?

 そもそも、ほとんどの方が気にする『スキル回し』は竜騎士の場合、レベル68の『ランスマスタリー』を習得した時点でほぼ完成してしまっているのです。

 確かにレベル70で『紅の竜血』を覚え『ナーストレンド』を使えるようになると、がらりと雰囲気を変え、それまでとは比較にならないほどスキル回しが忙しくなります。

 また、各種バフの時間管理に加えて、蒼の竜血や紅の竜血の時間管理、起点となるジャンプ系のリキャスト時間から、発動のトリガーになるゲイルスコグルのリキャスト管理に、撃ち込むタイミングの確認、いざ紅の竜血を発動しても、今度は更にリキャスト時間が短くなったナーストレンドを無駄なく撃つための時間管理。その間、他の時間管理がお休みになるのかと思えば、そんなことはなく、それまでのバフやジャンプ系の時間管理は続行されます。そして紅の竜血が終わると同時に始まる次の紅の竜血への時間管理。

 設計した人は阿呆なんではないかと思うほど、息つく暇が全くありません。  頭も指も全く休めず、ボスの履行技の演出で休めるかと思えば、竜血の時間といドラゴンアイのスタック数が気になりひたすらストレスになります。

 それがカンスト後の竜騎士の印象です。  しかし、です。

 言ってしまえば、忙しくなった(確認事項が増えた)だけでスキル回し自体は68までと、ほぼなにも変わっていないのです。

 もし、気になるようであればもう一度確認し直してみてください。  途中、ゲイルスコグルがナーストレンドに変化し撃つ回数が多少増えるとはいえ、それ以外のスキル回しは、最初になるべく無駄なくバフを使ってヘヴィスラスト>桜華コンボ>フルスラコンボをただ繰り返すだけなのです。  その間に、リキャストが戻ってきたアビリティ各種を順番に使っていくだけ。

 本当に、ただ、それだけなのです。

 それなのにも関わらずうまく動くことができないというのは、おそらくスキル回しが手にしっかりと馴染んでないという可能性が大きい。

 どんなに重要なアビリティだ、といっても基本的な攻撃に必須なアビリティは『蒼の竜血』だけですし(これが付与されていないと4段目と5段目が撃てず、また竜血の効果時間を延長することが出来ない為)、その蒼の竜血のリキャスト時間も30秒と、非常に短い。  途中で忙しくなりすぎて、どうやってスキルを回せばいいかわからなくなったら、素直に竜血を使い直すところやヘヴィスラストを使うところからやり直せばいいだけなのです。

 ただひたすらに愚直に同じスキル回しを繰り返すだけ、それが上手くできないというのであれば、コンテンツに通う前に、街や拠点、ハウス等にある木人で手に馴染ませ、ある程度無意識に行えるようになるまで練習すれば良いだけなのです。

 これが、そこまでヒントというヒントが無いという理由となります。

 しかし、それだとしても、上級者との隔たりは相応にあるというのも現実問題としてやはりあります。

 では、それはどういう違いなのでしょうか?

 この事について、わたしはよくフレと話し合う事があります。

 長い時間をかけてあーでもないこーでもないと、途中愚痴になったりもしつつ、結局思い至れたのは、

『タイムラインをどの程度の精度で覚えているか?』

 と、

『基本のスキル回しがどれ程無駄なく行えているか?』

でした。

 タイムラインを正確に覚えていれば、それに合わせてバフも合わせる事が出来ますし、無論無駄撃ちするようなこともありません。あと何秒後にどういった攻撃が来るかがわかっていれば、どこまで粘って攻撃できるのかも必然的に分かる様になります。

 もし、分かっていても動けないというのであれば、それはそのまま基本的なスキル回しが手に馴染んでないという確固たる証拠になってしまいます。

 わたしはコンテンツによっては某ランキングサイトで上位にいくこともあったりしますが、そういった中でどこでどうDPSとしての損失があるか?というのを振り返ると、皆が気にするような『スキル回しのアドリブの部分』ではあまり変化がない様に思えました。

 極端な話をしてしまえば、10分近いコンテツンの最中のたかだか一発や二発でそうそう大きい変化になることはあり得ません。

 DPSが良くないという時は、ほとんどの場合、根本的に敵を攻撃する頻度が低いのです。

 同じことの繰り返しにはなってしまいますが、突き詰めてしまえば結局のところ、

『どこまで効率よくギミック処理をこなして、木人を殴るかの様に攻撃の手を緩めないか』

 が、上手な人と、そうでない人の決定的な差になっているのではないか、と思うのです。

 また、タイムラインの把握の精度でも、ワールドファーストといったレベルの人たちだと、きっと秒単位でコンテンツの流れを把握しているのでしょうし、その中で基本的なスキル回しもミスなく、また滞りなく行うことができるのでしょう。

 パーティーメンバーとのシナジーを合わせることも的確にこなして、相乗効果を最大限に発揮させているのだと思います。

 ではあまり上手くない人は、どうなのだろう?と思えば、色々な人に話を聞いてみると、やはりコンテンツの習熟度が極端に低い事が非常に多い。

 次に何が来るのかがわからない、故に不必要な粘りでミスをし、次の攻撃を気にしすぎて攻撃の手を緩めてしまう。

 周回の中でタイムラインを無意識に覚えていても、普段からそのジョブのスキル回しの練習をしないが故に、次になにがくるのかわかっていても、操作そのものがおぼつかない。

 これらの状況になってしまえば、やはりうまく動けないのも当然となってしまいます。

 その上、そういった方に限って、『自分は上手くないから強い装備は必要ない』と高を括って気にしていなかったりします。  確かに、上手い人は強い装備を整えて望んでいるでしょう。しかし、考えてもみてください。自分で上手くないという自覚があるのならばこそ、せめて装備だけでも整えようというのは普通の事ではないでしょうか?

 上手くない人が装備も良くなかったら……、それこそ、クリアすることにすら手が届かなくなってしまいます。

 上手い人は、弱い装備でもやっていけるだけの技術がある。なればこそ、弱い装備でもなんとかやっていけてるだけなのです。

 とはいえ、過剰な予習なんていうのも、ゲームを楽しむという観点から考えればどうなのかと思いもします。

 結局このことも、コンテンツや状況によるだけの事なのだと思います。

 これから初めてを楽しもう!という時に予習なんてものは個人的には非常に無粋に感じます。

 未予習初見で楽しみましょう!という募集なのにも関わらず急にギミックを調べ始めてネタバレする人が居たりもしますが、正直、とても気分が悪いです。

 しかし、それが初見を楽しもう!という状況ではなく、高難易度コンテンツに臨み、中盤からのギミックを予め知っておいてから体験しに行こう!という最中に、これなに?というのもやはり問題があると思います。

 ワールドクラスの様に上手くなる為にこれだけ準備して練習してくれ!……なんてことは、ほとんどの場合、求められてはいません。

 それまでに経験してきてるであろう、必要最低限の状況をこなす為の準備だけは用意してくれと言っているだけなのです。  その中で、では上手くなるためにはどうしたら?といえば、基本に立ち返るという事です。

 まず、自分がどういったコンテンツにどういったプレイで望みたいのかを確認し、その上で、それにプレイに見合うだけのスキルが自分自身に備わっているのかを見つめて見る。

『基本的なスキル回しはどのレベルで出来ているのか?』『どの程度そのコンテンツに習熟しいるのか?』

 スキル回しの確認は、木人討滅戦があります。コンテンツに見合ったスキル回しが出来ていなければ木人を壊すことはできません。仮にスキル回しが整っていたとしても、装備が貧弱すぎればやはり壊せません。

 また、コンテンツへの習熟度は、地道に少しずつ練習を重ね、予習復習を積めば、自然と高くなっていくと思います。

 装備を整え、木人を倒せるか、また、どれくらいの秒数を残して倒せたのか。自分がどの程度のレベルに居るのか、自分のレベルならどの程度のDPS的な余裕をもてばそのコンテンツで練習になるのか。クリアを目指せるのか?  確認しようと思えば、ゲーム内の物だけでも、いくらでも確認することが出来ます。

 上手い人と下手な人の決定的な違いは、この手間を惜しむかどうか、ではないでしょうか?

 分からなければ、聞けばいい。調べればいい。

 上手く操作ができないのなら、上手く動けない部分の練習をすればいいのです。

 上手い人になればなるほど、装備一つを更新しただけでも、木人を叩きにいきます。

 しかし、下手になれば下手になるほど、新しいスキルを覚えたとしても、その効果すら知ろうとしません。

 きっと、上達の鍵は、ここにあるのだと思います。

 どうか、上手くなるための手間を惜しまないでください。

 なにも修行僧の様に死に物狂いで練習をしろといっているわけではないのです。

 自分の行きたいコンテンツに合わせたレベルを自分で用意する。

 ただそれだけの手間なのです。

 上手くなろう!上手になりたい!と思うのであれば、木人と向き合い、基本となるスキル回しをぜひ手に馴染ませてみてください。

 わたし自身、偉そうなことを言っていても、それほど上手いわけではないのです。

 やはり、上手く動けないでプレイするより、思ったように動けた方が楽しいですもんね。

 ここを読んでくれた方の上達に少しでも力になれたらと願わずにいられません。

 わたし含め、各個人がそれぞれ、少しずつでも上手になって、その分の余裕ができたらもっと楽しくなるのではないかな? と思います。

 

< index >


new
category
archive
tag search
まだタグはありません。
tag search
bottom of page